一言 | ワンストップのautoshark経済圏を目指す、今後に期待のDefi! |
トークン | 第1トークン:JAWS 第2トークン:FINS |
Website | AutoShark |
執筆日時 | 2021年9月21日 |
概要
BSCとPolygonに対応するDefi。
メイントークンはJAWS。
第2トークンはFINS。
仕組みとしてはJAWS保持者には報酬の分け前が、FINS保持者には取引手数料の分け前が与えられることになっている。
JAWS報酬の方を具体化すると、Farm、Pool、Vaultsいずれかの手段で得た利益の30%が、JAWS保持比率に応じて、Devidends経由でBNBにて還元される。
JAWSには現状、供給上限も無く、また焼却される仕組みもないが、Docでは供給上限の設定や焼却開始の可能性に触れているため、いずれ設定され、価格の下落に一定の歯止めが掛かる見通し。
次にFINS報酬の方を具体化すると、AutoSharkが提供するSwapを利用すると、手数料が0.25%徴求されるが、このうち0.1%がFINS保持者に還元される。
FINSの方は予め5億の供給上限が設定されており、90%が市場で採掘される。
ちなみに手数料の0.25%のうち、0.1%がFINS保持者に還元されるのは上述の通りだが、残りの用途は次の通り。
- 0.1%はFINSの買戻しと流動性プールへの追加
- 0.05%はJAWSの買戻しと流動性プールへの追加
よって、FINS・JAWS共に価格の安定が図られており、また流動性プールが自動増加することで大きな資金の投入・引出に対する抵抗力を徐々に強めていく仕組みが内蔵されている。
このようなJAWS・FINSをめぐるAutoShark経済圏の図説が以下。
この他のユニークな仕組みにNFTがある。
NFTはFarm・Vaults等に装備することが出来て、利回りを向上させることができる。
NFT自体の売買も可能。
以下、AutoSharkに現在実装されている諸機能。
- Farms ⇒ LPトークンの預入でJAWS・FINSのいずれかを採掘する。
- Vaults ⇒ 自動複利。利益のうち30%は時価換算されたJAWSで支給。
- Devidends ⇒ JAWSやFINSの単独預入でBNBの報酬を得る。JAWS保持者への利益還元もここで自動的に返ってくる。
- Ocean ⇒ JAWSの単独預入で第3パーティのトークンの報酬を得る。
安全性
RugdocによればHigh Risk評価。
基本的にVaultsが危険視されており、これへの監査が完了するまでは自動的にHigh Risk扱いにするという記述のため、High Riskが即ハードラグ候補を意味する訳ではない。
ただ、コード上の不自然な点としてもSwap手数料を最大10%まで上げられる余地があるようで、このあたりに不安があるという評価。
Audit自体は複数回実施されており、現行のV2に対してはWatchPugが、そして現在進行形でCertiKの監査を受けている。
将来的には更にHaechiという別の監査を完了する予定。
High Risk評価に不安を覚える方は、この現在進行形の監査の結果を待ってみて良いと考える。
ロードマップ
「大海を自由に泳ぐサメには決められた道標はない」とのこと。
大きな目標としてはワンストップDefiを目指す方針。
twitter等のSNSは頻繁に更新されているので、それを追うのが一番早い。
勝手に評価
Twitter等の更新頻度も高いし、開発チームの積極性は感じる。
手数料の使い道で、ネイティブトークンの買い戻しや焼却はよく見かけるが、流動性の追加というのはあまり見ないなぁという印象。
まだ結果は分からないけれど、これがどれくらいトークン価格の維持に寄与するのかに期待したい。
ずるずる下がることが無ければ、★5つの評価。
私個人は現在も資金を預けていて、しばらく抜く予定は無し。
利回りはdaily1%未満なのでそこそこだが、時折特定のJAWSやFINS系のペアにはブーストを掛けるので、マメにチェックが必要。
そして投資するなら全部の報酬還元が受けられるようにJAWSとFINSの両方を持つべきだと思う。